hiroohiのメモ

はてななのでITやスタートアップ周りの話(ほとんどが自分への備忘録だけど)を書いています。

ドコモはやっぱり殿様気分

MNPが始まりました。このタイミングで各社怒涛の宣伝合戦を展開していますが、実はドコモって本気じゃないんじゃないの?という気がする。

auは最初から顧客を向いていた

auのメッセージはずっと一貫していて、つながりやすい、顧客満足度No.1です、というベネフィットを伝えていた。一般人にとって分かりやすいメッセージだなあと思った。

SBは直前に爆弾投下

SBはMNP以前に消費者を獲得したかったから、まずはAppleと組んで、おしゃれなイメージ戦略に出た。店構えもそれっぽ〜い感じにしていたけれど、消費者に刺さっていたかというとそうでもなかった。デザインがいいだけでキャリアを変えたいとはなかなか思わない。
でもMNP前夜いきなり爆弾。他社の長期割引継続するよ、他社の価格からさらに割り引くよ、と。
ちゃんと調べるとそれほど他社に比べて安くならないらしいんだけど、MNPでキャリアを移る場合は一番安いのは事実。それでも顧客に「SBは安い」というベネフィットをしたことになる。

ドコモは何?

じゃあドコモ。最近まで「いろんな機能が全てそろっているから何でもできるよ」というスペックを言っていただけで、「だから顧客は何がうれしい」というベネフィットがまるでなかった。まるで2流家電メーカーみたい。それは出遅れた新機種発表(発売はまだ先)のときも一緒で、機能がそろっているのは分かったけど、何も約束してくれなかった。
そして最近はauと同じ路線。同じようなベネフィットを伝えようとしているけれど、auが言っていることを言い換えているだけで、本当のベネフィットに聞こえなかった。
正直、MNPにあまり危機感を感じてないんじゃないかな〜なんて思った。

MNPはどうなるかね。

とはいってもですね、みんな乗り換えるのかちょっと疑問。
我が家の場合、電話番号が変わることよりもメールアドレスが変わることのほうが重大事件。電話帳登録の人にいっせいに知らせるといっても、最近付き合いのないヒトもあるひとも分け隔てなくでしょ?それはそれで後々面倒な気がする。