hiroohiのメモ

はてななのでITやスタートアップ周りの話(ほとんどが自分への備忘録だけど)を書いています。

「ウェブ時代をゆく」読んだ。

はてなダイアリーで当選しました。当選発表の日にちょうど会社で「買った?」「当たるのを待ってる(笑)」なんて会話をしていたので、本当に当たってびっくりしました。

で、感想です。

この本はWEBに関する本ではなく、人生指南書だと思います。それもよくある「そんなこと現実的には出来ないよなぁ」という話ではなく、出来そうな話。
ウェブ進化論」と対になる位置づけでみると、

ウェブ時代をゆく」については、「ウェブ進化論」と対になるものだから、2冊で完結しているものをモデルにしました。それが福沢諭吉の「西洋事情」と「学問のすすめ」。「西洋事情」が「西洋はこうなってますよ」と説明するのに対し、「学問のすすめ」はそういった中でどうやって生きていったらいいかを書いた本です。-リアルの世界に生きる人は、ウェブ時代をどう生きたらいいのか--梅田望夫氏講演:前編 - CNET Japan-

と梅田さんが講演で話されているような本なのですが、Web進化論に書かれている時代だから、という話ではないと思うし、Webがなくても別な方法で今のような社会の価値転換、二十代と四十代との価値観の違いというのはきっと起きているんじゃないか。そういう中でじゃああなたはこんなタイプなんじゃない?こんなタイプだったらこういう生き方が出来るよね?こうして見たらどうだい?と、梅田さんの経験から背中を押してくれてるような、そんな感想を抱きました。

そして、ウェブ時代をゆくでは(あえて?)ウェブ進化論以降の1年間の変化に触れてないことから、Webのスピード感はものすごいけれど、だからといって振り回されるほど速くはないんじゃないかなという感覚も抱きました。

僕は今、大企業の中のラボ組織で、むしろ会社が今までやってきたこととはそぐわないことをしようともがいている、もしかしたら[Web2.0]という言葉に振り回されているのかもしれないのですが、変化のスピードを感じつつも地に足をつけて(down to earthですね)、しばらくは新しい何かに夢中になろうと思いました。